🍷 ワイン上級編 Part3 「ワインの醸造方法を知ろう!|ぶどうがワインになるまで」神戸市 東京都 試飲販売スタッフ ALCO
こんにちは!
株式会社ALCOのブログ担当です。
前回の「ワイン上級編 Part2」では、ワインのラベルで見かける「ヴィンテージ」についてご紹介しました。
今回は、さらにワインの中身に迫ります。
皆さんが普段飲んでいるワインは、ぶどうからどのようにして造られているのでしょうか?
実は、ワイン造りにはたくさんの工程があり、その一つひとつが味わいや香りに影響しています。
今回は、「ぶどうがワインになるまで」を、できるだけ分かりやすくご紹介します🍷
🍇 STEP1|ぶどうを収穫する
まずは、ワインの原料となるぶどうを収穫します。
この工程を**「収穫(Harvest)」**といいます。
ワイン造りでは、収穫するタイミングがとても重要です。
早すぎると酸味が強くなりやすく、遅すぎると糖度が高くなり、果実味が豊かなワインになりやすくなります。
そのため生産者は、
「今年はいつ収穫するのがベストなのか?」
を見極めます。
天候やぶどうの成熟度を確認しながら、収穫のタイミングを決めるのです。
🍇 STEP2|ぶどうを選別する
収穫されたぶどうは、そのまま全部ワインになるわけではありません。
傷んだぶどうや未熟なぶどうなどを取り除き、状態の良いぶどうを選びます。
この工程を「選果」といいます。
高品質なワインでは、この選果を非常に丁寧に行うことがあります。
つまり、
「良いワインは、良いぶどう選びから始まる」
というわけです。
🍇 STEP3|ぶどうをつぶす
次に、ぶどうをつぶして果汁を取り出します。
これを「破砕」といいます。
ここから、赤ワインと白ワインで造り方に大きな違いが出てきます。
🍷 赤ワインの場合
赤ワインでは、基本的に
果汁+果皮+種
を一緒にして発酵させます。
果皮には色素やタンニンなどの成分が含まれているため、果汁と一緒に発酵させることで、赤ワイン特有の色や渋みが生まれます。
つまり、
赤ワインの色は、ぶどうの果皮から生まれる
ということです。
🥂 白ワインの場合
白ワインでは、基本的に果汁を搾り、果皮や種を取り除いてから発酵させます。
そのため、赤ワインのような濃い色にはなりません。
白ぶどうだけでなく、黒ぶどうから白ワインを造ることもあります。
「黒ぶどう=必ず赤ワイン」
というわけではないんですね。
🫧 STEP4|発酵する
ここがワイン造りの重要なポイントです。
ぶどう果汁に含まれる糖分を酵母が分解し、アルコールと二酸化炭素などを生み出すことで、ワインができていきます。
これが「アルコール発酵」です。
簡単にイメージすると、
🍇 ぶどう果汁
↓
🫧 酵母が糖分を分解
↓
🍷 アルコールが生まれる
↓
ワインへ!
という流れです。
発酵の温度や期間などを調整することで、ワインの香りや味わいにも違いが生まれます。
🍷 STEP5|圧搾する
赤ワインでは、発酵中に果皮や種から色やタンニンなどを抽出します。
その後、果皮や種などを取り除くために圧搾します。
ここで、どれくらい抽出するかによって、ワインの色や渋みなどにも影響します。
「渋みの強いワイン」と「まろやかなワイン」の違いにも、こうした工程が関係しています。
🛢️ STEP6|熟成する
発酵が終わったワインは、すぐに瓶詰めされるとは限りません。
タンクや樽などで熟成させることがあります。
熟成に使われる代表的なものが、
🪵 オーク樽
です。
樽で熟成することで、バニラやスパイス、トーストなどを思わせる香りが加わることがあります。
また、時間をかけることで味わいがまとまり、より複雑な風味になることもあります。
🪵 「樽熟成」と「ステンレスタンク」の違い
ワインの醸造方法を見ると、
「樽熟成」
という言葉を見かけることがあります。
一方で、ステンレスタンクなどを使って熟成するワインもあります。
🪵 樽熟成
→ コクや複雑な香りを楽しみやすい
🥂 ステンレスタンク
→ ぶどう本来のフレッシュな香りや味わいを活かしやすい
もちろん、実際の味わいはワインによって異なります。
「このワインは樽を使っているのかな?」
と考えながら飲むのも面白いですよ🍷
🍾 STEP7|瓶詰め
熟成を終えたワインは、必要に応じてろ過などを行い、瓶に詰められます。
そして、私たちがワインショップやスーパーで見かける一本のワインになります。
ただし、ワインによっては瓶詰め後も熟成が続くものがあります。
つまり、
「瓶に入ったらワイン造りは完全に終わり」
とは限らないのです。
🍷 ワイン造りを知ると「味の違い」が分かってくる
ここまでの工程をまとめると、
🍇 収穫
↓
選別
↓
破砕・圧搾
↓
発酵
↓
熟成
↓
瓶詰め
↓
🍷 ワイン完成!
という流れになります。
そして、生産者はそれぞれの工程でさまざまな判断をしています。
いつ収穫するのか?
どのように発酵させるのか?
樽を使うのか?
どれくらい熟成させるのか?
こうした選択の積み重ねが、ワインの個性につながります。
🍷 同じぶどうでもワインが変わる理由
例えば、同じシャルドネを使ったとしても、
ステンレスタンクでフレッシュに仕上げる
のか、
オーク樽で熟成させてコクを出す
のかで、印象は大きく変わります。
だからワインは、
「ぶどう品種」+「産地」+「造り方」
を見ることで、より深く理解できるようになります。
🍷 ワインを飲むときに「造り方」を想像してみよう
次にワインを飲むときは、ぜひこんなことを考えてみてください。
「このワインは樽を使っているのかな?」
「フレッシュな果実味が強いから、ステンレスタンクかな?」
「この渋みは果皮や種から抽出されたものなのかな?」
もちろん、飲んだだけですべてを当てる必要はありません。
「どうやって造られたんだろう?」
と考えながら飲むだけでも、ワインの楽しみ方が一段深くなります。
🍷 まとめ|ワインは「造り手の選択」で変わる
ワインは、ただぶどうを発酵させれば完成するお酒ではありません。
ぶどうの栽培
収穫のタイミング
発酵方法
熟成方法
樽を使うかどうか
など、さまざまな選択が積み重なって一本のワインが生まれます。
だからこそ、同じ品種でも味わいが違う。
そして、その違いを楽しめることこそ、ワインの奥深さです🍷
🍷 次回予告|ワイン上級編 Part4
「樽熟成とは?|ワインに“木の香り”が生まれる秘密」
次回は今回少し登場した**「樽熟成」**をさらに深掘りします。
なぜワインを樽に入れるのでしょうか?
オーク樽を使うと、味や香りはどう変わる?
新樽と古樽では何が違う?
「樽香」ってどんな香り?
など、ワインの「樽」の秘密に迫ります。
ワイン上級編は、ここからさらに奥深くなっていきます🍷
ぜひ次回もお楽しみに!
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